工法紹介
ファーストクリート工法®
(長距離・高揚程・高強度圧送吹付工)
1.概要
吹付プラントから施工個所までが長距離で高低差があり、従来のモルタル吹付工では施工が困難な現場に対して、長距離・高揚程・高強度(配管長400m、高さ120m、圧縮強度最大24N/㎜2以上)の圧送吹付を可能にしたエアー併用ポンプ圧送式のモルタル・コンクリート吹付工法です。

2.特長
- 高流動モルタルを高圧ポンプで圧送することで、長距離・高揚程の施工が可能です。
- 富配合モルタルに高性能AE減水剤を添加して単位水量を低減し、均質でリバウンドが少ない高強度の構造物が構築できます。
- 特殊急硬剤の添加量を増減することにより、モルタル硬化時間の制御が可能です。
- ポリエステル短繊維(キリファイバー)を混入することで、クラックの発生を抑制することができます
3.施工システム
〈 システムの概要図 〉

① スランプ5~8cm程度の1:3モルタルに高性能AE減水剤を添加し、圧送性の良い高流動モルタル(スランプ22cm程度)とします。
② 狭所施工、高所・長距離圧送も可能な小型高圧コンクリートポンプを使用して、吹付箇所近傍までモルタルをポンプ圧送します。
③ 吹付箇所近傍に設置したエアー合流装置内で特殊急硬剤を混入し、瞬時にモルタルを低スランプ化させ、吹付け打設に適したモルタルにして吹付けます。
4.用途
- 法面保護に用いるモルタル吹付工、吹付法枠工。
- グラウンドアンカーの受圧構造物(吹付法枠工、受圧板)。
- 長距離・高揚程の施工難所の構造物構築。
- 落石予防工(根固め工)など。
5.施工事例

〈 石川県 〉

〈 熊本県 〉
6.カタログダウンロード
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