ニュージャストショット工法(岩盤接着・高強度特殊モルタル吹付工)

工法紹介

ニュージャストショット
工法®PAT.
(岩盤接着・高強度特殊モルタル吹付工)

1.概要

ニュージャストショット工法は、落石発生源対策工として鋼製のワイヤーロープやネットだけでは恒久的に不安な箇所や、それらを施工する際に作業者や第三者へ落石が心配な箇所を、岩盤接着技術による接着性に優れた高強度特殊モルタルで吹付け、割れ目の充填や表層岩片の被覆を行うことで短期間、低コストに安定化させる落石対策工法です。

2.特長

①工法の特長

高炉スラグを活用した環境負荷低減型の高強度特殊モルタル吹付工です。落石発生源対策としての根固め工、岩盤崩壊対策としての岩盤接着工、亀裂充填工(幅2cm~、深さ1.5mまで)のほか、耐酸性にも優れるので、温泉地周辺などの酸性環境下における法面保護工としても適用できます。

②ニュージャストショット工法の利点

  • 乾式吹付方式の採用により長距離吹付が可能です。(直高100m、ホース延長300m)
  • 接着目地工の充填性に優れています。(幅2cm~、深さ1.5mまで)
  • ロープ足場で施工可能のため施工性に優れています。
  • 高強度(30N/㎟)・高靭性・高い接着力・耐酸性をもつ短繊維混入モルタルで、ひび割れの発生を低減できるプレミックスタイプの材料です。
  • 結合材の一部と骨材全量にリサイクル材(高炉スラグ)を活用した環境負荷低減型の材料です。

③従来型岩盤接着工との比較

工 種 従来型岩盤接着工 ニュージャストショット工法
仮施工
(作業足場、モノレール等設置)
必要 原則、不要
水洗い清掃工
プラント設置工
目地工(充填) 左官
(注入管設置含む)
吹付
注入工
目地工処理工 人力
(注入管切断・撤去)
不要
岩盤被覆工(風化防止) 吹付
根固め工 型枠が必要 原則吹付のみ

※ニュージャストショット工法では原則として注入工は行わない。

④工法の対応箇所

  • 落石発生源対策としての根固め工。(充填工)
  • 割れ目の多い岩盤斜面の剥落防止・風化侵食防止対策。(被覆工)
  • 塩害を受ける箇所の法面保護工。
  • 温泉地周辺の酸性環境下における法面保護工。

3.施工手順

① 水洗い清掃工

② 吹付プラント設置状況

③ 吹付工キャリブレーション・NJSモルタル供試体の採取→試験による確認

④ NJSモルタル吹付(被覆工)

⑤ NJSモルタル吹付(根固め充填工)

4.施工事例

【 巨大岩塊の接着根固め・吹付け充填工事例(重量=約500t 】

  • 〈 施工前 〉
  • 〈 施工後 〉

【 巨大岩塊の接着根固め一体化事例(重量=約1400t 】

  • 〈 施工前 〉
  • 〈 施工後 〉

5.カタログダウンロード

詳しいカタログはこちらから
ダウンロードしていただけます。

工法カタログ